工事概要
ベランダ床のFRP防水(トップコート)を行いました。
施工前
ベランダ床は色あせや苔の付着が見られましたが、これらは長期間の日光や雨風による自然な劣化現象です。
床下地には浮き上がりやひび割れなどの構造的な問題はありませんでした。
また、ドレーン(排水口)からの水漏れや雨漏りも確認できませんでした。
ベランダの安全性や機能性には影響がないと判断できます。
施工中/作業説明
高圧洗浄機でベランダの表面に付着した汚れをしっかりと除去します。
次に、電動グラインダーを使ってベランダの表面を荒らし、防水材の密着性を高めます。
このとき、ベランダの隅や縁など細かい部分も念入りに処理します。
荒らし作業が終わったら、アセトンで拭き取ってベランダの表面を清潔にします。
その後、プライマー(接着剤)を塗布して防水材とベランダの表面の接着力をさらに向上させます。
最後に、トップコートを塗装して防水工事は完了です。
施工完了
床のトップコートだけでなく、水切り金物にも新しい塗装を行いました。
これにより、水切り金物の耐久性と美観が向上し、ベランダ全体の印象が変わりました。
工事で使用した材料紹介
東日本塗料株式会社
(下塗り材料)
フローンFRP防水面用プライマー(弱溶剤)
東日本塗料株式会社
(上塗り材料)
弾性トップ14
2液アクリルウレタン塗料(弱溶剤)
工事の感想
FRP防水面のトップコートの塗り替えは、下地処理を丁寧に行うことが必須です。
下地処理が不十分だと、トップコートがしっかりと密着せず、防水効果が低くなる恐れがあります。
このような問題を防ぐためにも、下地処理には十分な注意を払って作業を進めます。