工事概要
外壁塗装工事に伴い、ポリカーボネート波板の交換を行いました。
before after
施工前
既存の波板は経年劣化のため色褪せたり歪んだりしていて、固定に使用されていた釘は鉄製のため錆が発生、壁際のシーリング(コーキング)もボロボロでした。
左右の端(ケラバ部分)の板は継ぎ足して補修されていました。
強風で煽られて割れたものと思われます。
施工中
既存波板撤去中の様子です。
既存波板撤去完了後の様子です。
施工完了
ケラバ部分は美しく収めるために板金で仕上げました。
見た目だけではなく、切りっ放しよりも丈夫です。
板金は釘で留めると経年で浮いてくることが多いのでビス止めにしました。
波板は塩化ビニル製の既存品より長持ちするポリカーボネート製を使用。
固定方法は釘打ちではなく、丈夫なビス止めにしました。
壁際のシーリングはポリカ専用のシーリング材を使用しました。(汎用品を使用するとポリカがひび割れることがあります)
工事で使用した材料紹介
タキロンシーアイ株式会社
ポリカナミイタ鉄板小波
乳白色タイプを使用しました。
透明なもの、色付きのもの、柄付きのものなど、お好みに応じて、いろいろな種類があります。
日本パワーファスニング株式会社
プラ波ハイロー
釘打ちかビス止めか、釘·ビスの材質、パッキンの有無や材質など、いろいろな種類があり、耐久性が違います。
シャープ化学工業株式会社
シャーピーポリカシール https://www.sharpchem.co.jp/products/?id=2(参照2023.5.16)
シーリング(コーキング)にはたいへん多くの種類があり、このようなケースで使用するのはシリコンですが、ポリカーボネート対応品とそうでないものがありますので、注意が必要です。
工事の感想
ちょっとした付帯工事ですが、何を使ってどのように施工するか幅があります。
より良い選択をご提案できるようこれからも精進していきたいと考えています。